試合で実力が発揮できない…
「練習では良いプレーができるのに、試合になると緊張してしまってパフォーマンスが下がる…」
そんな悩みを抱えている選手。
そんな悩みを抱えているお子様の保護者様。
けっこう多いのではないでしょうか!
僕自身も、選手時代はかなり緊張する方で、過度な緊張でパフォーマンスが発揮できない試合を多く経験しました。
ですが、指導者になって様々な勉強、特にメンタルコントロールの勉強をすることで試合で実力が発揮できないことはまったくといっていいほどなくなりました。
正しい知識を持ち、良い準備をすれば、いつも変わらず試合で実力を発揮できるようになります。
今回は緊張しない方法、試合で実力を発揮する方法について解説していきます!
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そもそも“緊張”とは悪いことではない
一つ理解しておくべきことは、“緊張”とはかならずしも悪いことではないということです。
適度な緊張は、逆に集中力を高め、パフォーマンスをアップすることにも繋がります!
いわゆる“ゾーンに入る”という状態は、適度な緊張感を持った状態の時に起きやすいと言われています。
また、記憶を思い返していただきたいのですが、
緊張している状態の時に、いつもパフォーマンスは悪かったですか?
僕は、あるメンタルトレーナーの方にこの質問をされた時、
「そういえば、緊張しててもパフォーマンスが高い時もあったな」
と思い出しました。
実は、“緊張=パフォーマンスが下がる”というのは思い込みで、
緊張したらパフォーマンスが下がると思い込んでしまっているため、緊張状態になると焦りが出て、どんどん自信がないメンタリティになっていってしまうことがパフォーマンスを下げる原因なのです。
試合で緊張しない・実力を発揮する5つの方法
とはいえ、適度な緊張感はパフォーマンスを高めますが、過度な緊張状態になると危険です。
過度な緊張状態にならない方法、そして試合で実力を発揮するための方法を紹介していきます!
準備を大切にする(試合までのルーティーンをつくる)
試合に入るまでの時間をどのような準備をして入るのか。
これはメンタルを安定させるためには非常に重要です。
できればルーティーン化して、毎回同じように過ごして心を整えて試合に入れるようにしましょう!
僕個人としてやっていたことは、
・チームとしてのアップが始まる前に、早めにストレッチをする。
・チームのアップの中で足りない部分は空き時間に自分でやる
・荷物を整理し整える
・試合前、脱いだアップ着などを綺麗に整える
などですね!
前日、「早めに寝る」とかも大事ですね。
チームメイトは、前日銭湯に行くことをルーティーンにしていた選手もいました^^
あと、朝散歩するとかもいいですね!
とにかく、どのような準備をして試合に入るかということはメンタルに大きく関わってくるので、重要ですよ!
準備を大切にすることで良いメンタリティーで自信を持って試合に入ることができます。
OKラインを下げる
メンタルトレーナーから教えていただいたことです。
自分の中での試合で「これができたらOK」というラインを、低く設定します!
試合や公式戦になると、大きな目標を立てたり、普段より自分を大きく見せようとする人が非常に多いです。
OKラインを低く設定することで、常に前向きな気持ちでプレーできます。
逆にOKラインが高すぎると、一つのミスで気持ちが落ち込んでしまいます。
OKラインが低いと、プレーに自信が出てきて、それ以外のプレーも上手くいくようになります!
“必ずできること”に集中する
“OKラインを下げる”という項目と重なるところもありますが、
試合では、自分がどんな状態でもできることに集中することをオススメします。
例えば、「3点取る」とか、「ドリブルで抜く」というような、確実にできるか分からない目標を立てて、試合に入ることはオススメしません。
何故なら、これはその日の相手や自分の調子にも左右されるし、最初のワンプレーでシュートを外したり、ボールを奪われたりすると「ヤバイ、今日は調子が悪い。ダメな気がする。」となり、
メンタリティーが崩れやすいからです。
調子や相手に左右されず”必ずできること”を目標にしましょう!
例えば「攻守の切り替えを速くする」「声を出し続ける」「危ない場面では身体を張る」などは、どんな状況でもできるし、僕はいつも公式戦ではこのような目標を立てていました。
結果に一喜一憂しない
どれだけ努力しても、結果というものはその時の運にも左右されるものです。
そこにフォーカスするのではなく、プロセスに集中しましょう!
日々のトレーニングや、準備に集中し、後悔しないような取り組みをする。その上で結果が出ない時は受け入れる。
どれだけ努力しても、試合に勝てない時もあるし、点が取れないことだってあります。
そこに一喜一憂していると、自分のメンタリティーは保てません。
それよりも、過程を大事にして「自分はここまで準備し、努力した。後は全力でそれを出し切るだけ」というマインドで試合に挑みましょう^^
楽しむ
最後は、試合を「楽しむ」ということです。
人は、楽しんでいる時、笑顔でいる時は、気持ちをリラックスさせるホルモンが分泌されます。
「好きなことを思いっきり楽しむ」
その気持ちがパフォーマンスを最大限に発揮します。
鬼ごっこを必死にやっている時、きっとめちゃくちゃ集中して逃げてるはずです。
好きなカードゲームで対戦している時に、めちゃくちゃ集中し、頭を使っているはずです。
余計なことを考えず、フットボールを心から楽しみましょう^^
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まとめ
今回は、試合で緊張しない方法・実力を発揮する方法について詳しく解説していきました。
僕も、中学・高校、そして社会人でも20代前半までは試合でめちゃくちゃ緊張してしまう方で、試合前はお腹痛くなるし、
緊張しすぎて試合でパフォーマンスが発揮できないことは多々ありました。
指導者になってから、どうすれば試合で実力を発揮できるようになるのか考え、勉強し実践を繰り返す中で、今回の5つの方法にたどり着きました。
昨年で選手は引退しましたが、ここ4〜5年は試合で緊張して実力が発揮できないことは無くなりましたし、
ジュニアや社会人チームでも、試合の入りが悪いことはかなり無くなっていました。
チームに関しては、絶対に毎試合実力を発揮できるようにするのは難しいですが、出来る限りそれに近づけることは可能です。
ウォーミングアップなど試合前の準備・ルーティーンが重要なので、こちらの記事を参考ください⏬
参考にしてもらえたら嬉しいです!
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