少年サッカーの適切な練習量は?【ドイツの育成年代の練習量・練習時間から考える】

サッカー・フットサル情報

プロサッカーコーチのふみやです。

少年サッカー・ジュニア年代での適切な”練習量“について、保護者の方からご質問があったので、ご返答を共有します!

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小学生の適切な練習量は?ドイツの育成年代から考える【ジュニアサッカー選手・保護者向け】
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小学生の練習量はどのくらいが良い?

質問:現在週5回チーム練習やスクールなどでサッカーの練習をしており、週1回のスイミング教室もあり週6回身体を動かしている状態です。(4年生)

最近足が痛いと言っていたり、身体への負担が大きくなっているように感じます。

子どものやりたいという気持ちを尊重して応援してきましたが、練習させすぎているのか不安です。

小学生の練習時間として、適切な量はありますか?(個人差はあると思いますが…)

指導する選手の保護者から質問

返答:色んな考え方があるのですが、僕は最低でも週休2日以上を推奨しております。

できれば、もう一日休みがほしいところです。

大人でも週6・7日働くと身体や心が疲れてくるのと同じで、子どもでもやりすぎるとどこかしら疲れが出たり負担が溜まったりしてしまいます。

ただ、サッカーは5日で、スイミングが1日とのことなので、水中は関節や筋肉への負担は少ないのでまだ良いと思います。

できれば1日練習する時間を減らすのが良いですが、本人が希望するなら、

睡眠時間をしっかり確保することストレッチなどの身体のケア、栄養面などは気遣いが必要ですね^^

「このままじゃ怪我をしてしまうので、練習を1日減らすか、毎日ストレッチなどのケアを毎日キチンとするか、どちらか決めて!」とお子様に話をするのも良いと思いますよ^^

このように返答しましたが、もっと休息があっても良いかもしれません。

育成年代、特にジュニア年代では、十分な休息を取ることで成長を促し、

また”余白”があることで、モチベーションを維持した状態でトレーニングに励むことができます。

やりすぎは本当に危険です。

ドイツの育成年代から考える適切な練習量

≪ドイツでの小学生の練習・試合頻度

低学年(小1~2):週2回の練習で時間は60~90分・試合頻度は月に1~2大会

中学年(小3~4):週2回の練習で時間は90分・試合頻度は週に1試合

高学年(小5~6):週2~3回の練習で時間は90~120分・試合頻度は週に1試合

近年、ワールドカップで世界一にもなったドイツ

ドイツでは、練習と同様に”休息“と”余白“を非常に大切にしています。

まだまだ日本では”練習量は多ければ多いほど良い“という文化が残っており、

実際、強豪クラブは週6トレーニングしていたりします。

また、チーム練習は週3〜4回でも、スクールなどで練習を詰め込む保護者も多いです。

ドイツでは、

「体を回復させ、強化させるための時間があるから強くなる。言い換えれば、休む時間と環境が十分にないと成長はない。」

と考えられています。




僕自身も10年間指導者をやってきて、練習量が大切だと考えていた時期はありますが、

適度な余白と休息があることが、より選手たちを成長させることに繋がることに気付きました。

今うちのクラブチームでは、平日2回のメイントレーニング(時間は75分)に、自由練習が週2日、試合が月3回ほどです。

今まで、

保護者の意識が高かったり、選手も練習量を求めてプラスαで練習をして、週6〜7日トレーニングする子もいましたが、

多くの子どもを指導してきて、残念なことに余白がある子の方が伸びていることが分かってきています。

もちろん、その子の体力やモチベーションにもよりますが、

一番気をつけるべきは“自分で練習しない”からと、保護者が強制的に与えることです。

ハッキリ言って、これは逆効果です。

余白を与え、その子自身が“もっと練習したい”と思えるくらいがちょうど良いのです。

良記事です⏬ぜひ読んでみてください^^

https://number.bunshun.jp/articles/amp/842763?page=1

「うまくなるために」

「プロになる夢をかなえるために」

言いようはいくらでもある。大人から「そうすることが大切なんだよ」と言われたら、子どもは「そうか」としか思えない。

親やコーチに頑張れと言われるから頑張る。だけど、毎日毎日スケジュールに追われる生活を送っているなか、気がつくとなんのために頑張っているのかわからなくなっている子供はいないだろうか。

サッカーが好きで始めて頑張っていたはずなのに、「サッカー、好き?」と聞かれてすぐ「うん!」と言えない子どもが増えている。それは、なぜなのだろうか?

人の体も、心も、頭も、やればやるほど強くなるわけではない。余白の時間が十分あるからこそ、それまでの取り組みが成長につながるのだ。

日本の子供サッカーは練習しすぎ?
休息と広い世界、ドイツの指導法。(Number Webより)

まとめ

「子どもにもっと上手くなってほしい」

そう思う保護者の方は多いと思います。

良かれと思い、様々なスクールに通わせ、何でも与える。

その気持ちは素晴らしいことです。

ですが、お分かりの通り、すべて与えれば良い訳ではなく、

与えすぎると逆に成長を遅らせてしまうかもしれないのです。

上手く余白と休息を与え、

サッカーが好きな気持ちを失うことなくモチベーションを保ち、

怪我のない身体を保てるようにサポートしていきましょう^^

ちなみに、足腰の疲労を溜めないためにはシューズ選びや使い分けも大切です!

ぜひこちらの記事を読んでみてください⏬

【ジュニア】少年サッカーのシューズの選び方・使い分けについて【オススメのスパイク・トレーニングシューズ・インソール紹介】
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疲れを溜めない為には栄養補給やストレッチも重要です!こちらの記事をご参考ください⏬

【少年サッカー】疲労回復のための栄養補給・オススメのストレッチ【子供・ジュニア・小学生向け】
コロナの影響を受け、今年は例年よりも子どもたちの怪我や骨折などが全国的に多くなっています。理由としては、給食を食べていなかったことで栄養バランスが偏っていたり、運動不足で体力や筋力が低下していたり。...

では

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「僕が死んだ時のため、僕の知識と経験すべてを残しておきたい。」

そんな気持ちで、大切な人へ残すつもりで書きました


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ぜひご覧ください⏬

https://www.youtube.com/user/fumiya1428






少年サッカー練習メニューのまとめ記事をつくりました!目的別トレーニングプランをまとめていますので参考にしてみてください!

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